None the Wiser by Males

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これはホントにぶったまげた!いまテキストを書いている最中の音源が何枚かあったのだけど、きのう届けられたMalesのニュー・アルバム「None the Wiser」を聴いて、全部ぶっ飛んでしまった!一刻もはやくこの音源を当ブログに目を通してくださっている方々とシェアしたい。いま僕のアタマにあるのはそのことばかり。

 

Males(FacebookTumblr)はニュージーランド出身のインディーポップ・バンド。デビューEP「MalesMalesMales」とシングル「So High」の計5曲に4曲をプラスした2013年リリースのアルバム「Run Run Run/MalesMalesMales」(←いま久し振りにページを開いたらname your priceになっているので、未聴の方はDLしておいて損はないと思います)は、そのスピーディーな楽曲とポップ・センスとが大いに話題になり、ここ日本ではパンク/パワーポップのリスナーにまで支持を得ることになる。そして、翌2014年にはこのアルバムがネット上で話題になったことを受けて日本盤CDもリリースされ、大手CDショップで面積みされるという事態にまで発展した。ネットを検索すれば当時そこいらでブロギングされているのが見られると思う。僕も書いた覚えがあるけれども、まあ、あまりうまく書けた記憶がないのでそちらは割愛。

「Run Run Run/MalesMalesMales」のあと、MalesはNZ国内外で精力的にライブ活動を行うものの、音源の制作についてはなんのアナウンスもなされないままだった。メンバーのうちVo/GのRichard Ley-Hamiltonがギタリストとして加入して2014年以降Malesと並行して活動しているスペイシーなエクスペリメンタル・バンドSpace Bats, Attack! のほうは順調に音源をリリースしていただけに、Malesはどうなってるんだ・・・と、この時期多くのファンがやきもきさせられていたと思う。
彼らが沈黙を破ったのが2015年の秋のこと。まずはYouTube
にて新曲”Heavy Going”のMV(Link)を公開、そして年末にはその”Heavy Going”に「Run Run Run~」のボーナストラックですでにライブver.が披露済みだった”Go!”のスタジオver.をカップリングした2曲入りのシングル「Go!」をBandcampにてリリース。「Run Run Run~」から格段に進歩したバンド・サウンドが話題となった。そしてそのシングル「Go!」に導かれた新作こそが、昨日リリースになった「None the Wiser」だ。
アルバム冒頭曲の”Two Moons”でもう完全にノックアウトされた。Malesがサビなどで多用していたファルセット・ヴォーカルはこれまでMalesの音楽性を特徴づけていたと言っていいと思うんだけど、この曲はVoがフル・ファルセットなんだもの。アタマおかしいんじゃねえの?こんなことはよっぽどの覚悟、それこそ自身のポップ・センスに殉死する決意がないと出来ないことだと思うのだ。そのTrk-1から、彼らなりのサイケ解釈(というよりもRichard Ley-HamiltonのSpace Bats, Attack!での活動のフィードバックの結実とすべきなんだろうな)であるTrk-2の”Go!”、ポスト・パンク風味のイントロにはじまり、シャープ なギター・カッティングとやはりファルセット(これはもう、「Males節」と言うべき代物でしょう!)を絡めたVoのメロディーと心地良いTrk- 3″Heavy Going”までの流れは完璧。(正直、Trk-2と3とをシングルで出さないで本作で初めて聴きたかった。この流れでいきなり聴いたら失神したと思う。。)リリックを放棄してすらそのポップ・フィーリングが翳ることのないTrk-5″()”から”New House”(見当違いかもしれないけれど、この曲のギターのコード進行にはエモっぽいニュアンスすら見出せるなと)のバーストっぷりは圧巻の一言。アルバム全編を通して、インディーポップ、シューゲイズ、モダンなパワーポップetcを彼らなりに咀嚼してオリジナルの音楽へと昇華した、高純度のポップ・ミュージック。ポップ・フリークスは唸り、ロック・マニアは痺れる、または。2016年の「ポップ」の瞬間最大風速をマークしたアルバムとしてリスナーに記憶されるような、そんなアルバム。本当に、どうにかしてるよ。「インディー」という言葉に過剰なくらいに「意味」を求めてしまう人はきっと、ここで鳴っている音楽を前にして胸が興奮で打ち震えることになると思う。これは是非!!
カテゴリー: Indie, indie pop, power pop, shoegaze パーマリンク

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