Wesley Who // Nico Missile 7″ by Wesley Who // Nico Missile

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クリーブランドの現行パンク/DIYの重要レーベル、Quality Time Records(Facebook)からWesly Who(Facebook)、The Nico Missile(Facebook)による超強力なSplit 7インチのリリース!

昨年度の個人的ベスト・コンピ「Quality Time volume 1」にも収録されていたWesly Whoの”Tina”、The Nico Missileの”Hot Summer”に両バンドとも新曲を一曲ずつ加えて盤のAB面を分け合っているこのSplit、ハードなドライヴィング・ナンバーを叩きつけるベースレスのロックンロール・パンクWesly Whoもカッコいいんだけど、やはり個人的に大注目のThe Nico Missileが圧倒的に凄い!1stアルバム「Big Red Button」における、地元クリーブランドのトラディショナルなパンク・ロックのスピリッツを自分たちが受け継いでいくのだという熱意はそのままに、本作は彼らの弁によれば「glam-punk,with influences like Blondie and Pulp」とのことで、まるで33回転のグリッターのヴァイナルを78回転で再生しているかのようなスピード感。収録されている2曲ともに、リーダーのRicky Hamiltonがかつて在籍していたWarm Sodaとはまったく異なる方法論でグラムに接近してみせている。余談だが、彼らがここでPulpの名前を挙げていることには驚かされた。Pulp!Pulpはたしかにニューウェーブとグラムという非常に英国的な音楽スタイルのブレンドから出発したバンドだと言えるだろうが、パンク・バンドがグラムという音楽様式を発掘していくなかで、そのブリット・ポップ云々というサブ・カテゴリーに囚われることなくPulpの本質的側面にスポットライトを当てて自身の音楽性に反映させて、というのは並大抵のセンスの持ち主ではないよ、ホントに。で、この2曲が最高にカッコいい!25枚限定プレスのこのシングル、早速オーダーしたぜ!

Quality Time Records並びにRicky Hamiltonについては昨年の春(日付を確認したら昨年のちょうどきょう!)にこんなエントリーを起こしているので詳しくはそちらを参照していただけたらと思うのだけれども、Quality Timeはこの1年、非常に精力的なリリースを続けてきた。リリース年月日は順不同になるが列記すると、オルタナティブ/シューゲイズ色の濃いJoyframeのアルバム「Where’s Kevin」、ポスト・パンク的なDinonysian Mysteriesのセカンドアルバム「Julie Drives A Sports Car」、激烈なパンク/ガレージのJu Ju Shrineのアルバム「Ju Ju Shrine」(←超絶カッコいいです) 、ストイックなガレージMa Holosのアルバム「The Down Five」、そのMa HolosとThe Nico Missileのスプリット「Ma Holos // The Nico Missile」、The Nico Missileの傑作アルバム「Big Red Button」、前述したコンピレーション「Quality Time Volume 1」、Nico MissileのRicky HamiltonとMarty Brass(注・ちなみにMa HolosにはRickyとMarty両名が、Ju Ju ShrineにはMartyが、それぞれNico Missileと並行する形で籍を置いている)によるニュー・バンドfascinatingのアルバム「Songs From A Tomb」(Trk-3の”Sarah’s Records”は楽曲のタイトルだけで完璧な、シューゲイズとパンクの幸福な結婚とでも評すべき名曲だ)にその両名がかつて在籍していたblackbear + the surf bumsの音源集「Retrospective」・・・と、各バンドともその音楽性は様々ながら、PagansやPere Ubu、Dead Boysなど、彼らの地元クリーブランドのパンク・ロックを通奏低音としてシェアしているバンドのみを一貫してQuality Timeはリリースしている印象がある。いま、クリーブランドではなにが起きているのか?彼らから定期的に届けられる音源に込められた熱気を浴びるたびに、僕なんかは彼の地への幻想が膨らむ一方なのだが。
そして、このWho Wesly/Nico MissileのSplitに続いて、リリース予定のNico Missileの新作に収録されるという、このクリーブランドのアンダーグラウンドなシーンの「現在」を世界中のパンク・リスナーに突きつける、まさに決定的な楽曲がQuality TimeのSoundcloudにて公開されている。
この音源のリリース後にはクリーブランドのパンク・ロックが脚光を浴びることは間違いないだろうし、2010年代のパンク・ロックにNico Missile並びにQuality Time勢が新たな潮流を生み出すことになるのではないかという、変革の予感すらも覚える大名曲。未聴の方々は是非プレイヤーの再生ボタンを押してぶっ飛んでください!!
カテゴリー: diy, garage, power pop, punk, R&R パーマリンク

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