Amateur Comfort by Unreal Thought

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このハリファックスのUnreal Thought(blog)というバンドの存在を知ったのはいつぐらいのことだったか。前作「Isolate The Mind」が出た2014年にはBandcampにて耳にしていたような記憶があるのだけれど、正直なところまったく印象には残っていない。この「Amateur Comfort」という作品についても自分のBandcampのファンアカウントのほうでwishリストに入れたまま放置していた。

そして僕がこのバンドを気になり出したのは割と最近のこと。「All music is for sample purposes only. Please support the artist by buying merch, attending live shows or letting them sleep on your living room floor. Sharing music is loving music.」を掲げて現行のパンク、ガレージパンクなどの非常にコアな音源をシェアし続けているブログiamtheleastmachiavellianに本作がブロギングされてるのを目にして、から。iamtheleastmachiavellianは僕にとって非常に信頼に足る存在であるし、ああ、これはちゃんと聴かないとな・・・と思っていたら、やはりBandcampのファンアカウントのほうで、このEPを僕がフォローしている人が購入していて。ああ、これは間違いないだろうな、とちゃんと聴いてみたところ凄かった、という。

ポスト・パンクの音源があちこちで語られる際に「覚醒感」というタームが頻繁に持ち出されるように思うが、この「Amateur Comfort」はポスト・パンクの音楽性にパンク、ガレージ・パンクの粗暴さが侵食することで、むしろ昏睡寸前の意識が「混濁」したさまを表現しているかのような。
また、「ポスト・パンク」と一言でいっても、それらをパンク・ロックの延長線上に置いたものより、例えばchillwaveの影響下に出発し、そこにゴス/ホラー趣味を加えたエレクトロニック・ポスト・パンク・ユニット、テキサスはオースチンのTrollerのニューアルバムの、まるで「眼前暗黒感のような」とでも例えたらよいのだろうか、ダークで、死をすぐ目前に控えている人間の慟哭をサウンド・テキスト化したようなサウンドのほうにいまの僕は興味があったりするのだけれども、こういったラフなパンク・ロックの文脈上でポスト・パンクを解釈した(Dead Boysの”Down In Flames”的なリフが飛び出すTrk-3″Ugly Creatures”などはその顕著な例だろうが)Unreal Thoughtは、乱雑でエスタブリッシュさの欠片もない音像から受ける印象とは裏腹に緻密な批評性に基いているのは明確だし、とにかくシンプルに心地いい音楽であることはたしか。Trk-4″Done Trying”とか、すごく好みだなあ。なので、とりあえずは彼らのディスコグラフィーをすべてダウンロードするところから始めてみようかと。そんな感じで。
カテゴリー: garage, hardcore, post-punk, punk パーマリンク

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