Boys by Herzog

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オハイオ州クリーブランドといえば、以前Quality Time Recordsの特集記事(こちら)を書いた際に触れたが、パンクロック、パワーポップのファンにとっては聖地のような場所で、このクリーブランドにHerzogという非常に魅力的なバンドが存在するということを知ったのはいつものBandcampサーフによるもので。僕は以前、Bandcampで「Cleveland」にタグ付けされた音源のなかからRaspberries的なバンドが出てくるのではないかと片っ端からチェックしまくった結果、大した戦果を挙げられずに途中で挫折したことがあるのだけれども、またやってみようかな。

Herzog(FacebookTwitter)の2014年の3rdアルバム「Boys」はその「クリーブランド的な」とでもいうべき、パンク、パワーポップの伝統を受け継いだ・・・というよりも、一介のインディー・ポップ/オルタナティブ・ロック・バンドがそういったサウンドへと接近して行ったもの、とすべきものであろう。彼らの2010年の1stアルバム「Search」、2012年の2nd「Cartoon Violence」はあくまでもその途中経過であった・・・というように「Boys」の充実度は語っているように思う。

ジャケットからも想像出来る70’sのプロト・パンク的サウンドであり、パワーポップ/パンク・ロックからのインフルエンスを独自のオルタナティブ的解釈で昇華した楽曲の数々はとても心地良い。アルバム冒頭のTrk-1~4、特にTrk-4の”Bicycle Girls”で繰り広げられる自暴自棄気味のハイテンションなシンガロングによるロックンロールサウンドは、最初に聴いたときには仰け反る程の衝撃を覚えた。アルバム1枚を通して聴くと冗長な部分が目立ったりもするのだけれども、この冒頭4曲は一聴の価値あり。

YouTubeにあった、Black Sabbathの”War Pigs”のカバーのライブの模様。客席も待ってましたとばかりに歌う歌う!

これはちょっと前のLightsabresのエントリー(こちら)にも関わってくる話なのだけれども、歴史的背景の考察とか体系化、そういったものも音楽を掘っていくときに絶対必要なことだし非常に楽しいことではあるのだけれども、それよりもより直感的に自分が反応するものをいろんなジャンルから掻き集めてきて、それらを同一線上に置いて整理する作業のほうにこの数年の僕の興味は向かっていてて、だからこそ、このHerzogみたいなバンドが目指すところのインディー・ポップとパワー・ポップのクロスオーバー的な方法論には非常に関心を持ってしまうんだよなあ。

カテゴリー: alternative, indie pop, power pop, punk パーマリンク

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