Cultus Diaboli by Bloodlust

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Bloodlust(FacebookWeb)はオーストラリアのスラッシュ/ブラック・メタル・バンド。影響を受けたバンドとしてVenom、Bathory、 Celtic Frost、 Hellhammer、 Nifelheim、Bewitchedの名を挙げていることからもわかるように、オールドスクールなスラッシュ/ブラック・メタルを聴かせてくれる。

バンドは2010年にデモ「Thrashing Black Devil Worship(Demo 2010)」を、2013年に同じくデモ「Death Magic Rites(Demo 2013)」をリリース、このデモの時点で彼らのハイスピードなスラッシュ・フリークスぶりは存分に発揮されている。悪魔崇拝的なサタニックなイメージであるとか、ブラック・メタル特有のホラー感はほぼ皆無で、Destructionのシュミーアをときどき思い出させるような甲高いVoスタイルもあって、ブラック・メタルの要素(それらはギターのリフなどに顕著である)を取り入れたヨーロピアン・スタイルのスラッシュ/スピード・メタルといった感が強く、その重圧な疾走感、またはこのジャンル特有の適度に劣悪な音質(そんな言葉があるのかどうかは知らないが)故に、印象としては非常に聴きやすいものであるように思う。

そしてバンドは今年3月に、アルバムからのリーダー・シングルとなる「Spell of the Raven Witch(Single)」に続いて1stフルレングス・アルバム「Cultus Diaboli」を発表。

アルバム全8曲のうちTrk-2、Trk-3,Trk-5は新曲、他の楽曲は再録という構成ながら、デモよりも格段にクリアになった音質と、よりテクニカル・スラッシュ寄りになった新曲の出来映えもあって、バンドのこれまでの集大成的な力作でありつつ、新曲のTrk-5″Crowned in Black Fire”のギターソロの叙情性などはかつての彼らには見られなかったもので、バンドの今後の方向性を示すものでもあるだろう。オーストラリアのスラッシュ・メタル・バンドっていうことで、Mortal Sinとかにも影響受けてたりするのかな?間違いなくそうなんだろうな。僕は90年代の半ば頃、10代の真っ只中にコアなメタルヘッズだったのだけれども、その頃世を席巻していたオルタナティブ/グランジの影響を受けてモダンなへヴィネスとやらに移行していくスラッシュ・メタル・バンドたちがセルアウトしただけにしか見えなくて、ひとりでDark AngelとかForbidden、Bulldozer、RazorやもちろんVenom、Celtic Frostなんかを探し集めて聴いて興奮しつつ、国内外のレーベル/ジン/アーティストに直接コンタクトをとってファンジン/フリーペーパーやデモテープを送ってもらうということを覚えて、そんなことを共有出来る友人などひとりもいない(というか、そもそも「友達」自体がほとんどいなかったんだけれども)、そんなことに熱中する青春時代を過ごしていたんだけど、そのころ僕Mortal Sinの1st・2ndって大好きだったんだよな。盤が比較的手にしやすかったっていうのも有り難かった。今にして思えば、あれが僕にとってのはじめての「DIY」体験で、あのころデモテープやファンジンから僕が勝手に浴びた熱っていうのは、確実に僕の人生観を変えた。与えられるものにはない、自分から手を伸ばさないと手にすることの出来ない、至上の「価値」がこの世には存在するないんだっていうこと。そしてそれを掴むためにアンテナを目一杯張り巡らせて、ピンと来たらDIGるっていう。それは今でも僕という人間の根幹を成している。・・・とかいいながら、いつからか情報が入ってきやすい環境を自分の周囲に構築して、その恩恵にあずかると同時にぬるま湯に漬かりきっていたんだなって。もっと、死ぬ気でDIGらねーとダメだわ、俺。Bloodlustとはちょっと関係のない話でした。

カテゴリー: black metal, metal, thrash metal パーマリンク

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