Haunter by Haunter

先日、当ブログにてプレミア公開させていただいたSpzaakidのOrca Life Remix(エントリーはこちら)の評判が、僕の周囲では非常に良い。素晴らしいリミックスだったから当然といえば当然なのだけれども、こういったアーティスト/レーベルとタッグを組んでひとつのエントリーをつくりあげていくっていうのはいま個人的に一番興味のあるところなので、今後もやっていきたいなと思っているのでとても励みになった。で、↑のエントリー公開後には件のリミックスがDecorder Magazineにも掲載されて(こちら)、当ブログの名前もプレミア公開元としてちゃんとクレジットされた、と。この件に関しても本当に勇気付けられたというか。現在、ブログなんかで「プレミア」ってのをやるときってアーティスト/レーベル、または音源を受け取ったブログ側がSoundcloudに楽曲をプライベートモードでアップ、そのリンクをブログに貼り付けてエントリー公開、それからしばらくしてからその楽曲をプライベートモードが解除されて、いろんなブログやメディアにプレイヤーが貼り付けされたりしていくと。で。この辺のマナーとかっていうのはまだ整備されていないにしても、個人のブログとかならいざ知らず、「メディア」を謳っているところがそのプレミア公開の流れを一切伝えずに、プライベートモード解除された楽曲のプレイヤーだけを貼りつけて「誰それがSoundcloudで新曲公開!」とかやってるっていうのに僕は常にクエスチョンを抱いていたので。それが「インディー」を伝える云々言ってるところの場合、どうなのよと。文字数制限とかもあるんだろうけどさ。この辺はホント長くなるから今回はパスするけれども、だから、Decorderみたいな影響力のあるメディアが当ブログをそういったカタチで扱ってくれたことっていうのは本当に大きかったんだよ。

a1974954080_10

そして、そのOrca LifeことChris Roberts率いるOtherworldly Mysticsから、個人的に心の底から待ち望んでいたHaunter(FacebookSoundcloudTwitter)のEPがリリース!!Haunterはウィスコンシンのlo-fiを基調にしたサイケ/フォーク/オルタナティブ・ロックバンドで、昨年彼らがBandcampにリリースしたアルバム「Don’t Worry」は脱力と緊張の間を常に行き来するかのようなフォークロックの傑作だった。

当ブログの2013年ベストアルバムをセレクトした際にもこのアルバムはリストアップさせていただいた(こちら)くらいには、僕は本当にこのアルバムを愛聴したのだけれど。その彼らがOtherworldly Mysticsから新作をリリースする、とSoundcloudでこっそりとアナウンスしたときには本当に驚いたし、Otherworldly Mysticsのレーベルとしてのスタンス、リリースしてきた音楽性とHaunterって理想的な組み合わせじゃないか!と興奮したものだ。そして彼らがEPからの先行シングルとしてSoundcloudに公開した”Constellation”を聴いた時点で予感はしていたものの、このEPはまさに驚愕、の一言に尽きる。

彼らの音楽的な本質、コード感・コードプログレッションの繊細さやハーモニーの豊かさ、またはlo-fiな脱力感・・・というのは健在なのだけれども、形式上においてはフォーク的サウンドは鳴りを潜め、一気に強烈なシューゲイズサウンドにシフトした超強力な5曲。白熱する演奏から浮かび上がる彼らの熱情。最高です。1曲目の”June”を聴き終わった瞬間に、このEPは今年のベストの1枚だなと僕は確信したくらい。ついでにこのEPを最初に聴いたとき、My Bloody ValentineでもGalaxie 500でもSlowdiveでもなく、僕はNeil Youngが69年にリリースした「Everybody Knows This Is Nowhere」を真っ先に思い出した。Neil YoungがCrazy Horseというバンドと出会い、Crazy Horseとともに過度の熱量を持ってスタジオに篭もって続けられたリハーサルからセレクトされた数テイクをそのままアルバムにした(なかにはNeil Youndが風邪を引いて38度の熱を出した状態で録音された楽曲もあったとか)という、あのアルバム。「Everybody Knows~」の濃密さ・濃厚さに似た、ほとぼしるような音楽への過剰な想いを僕はこの「Haunter EP」に感じる。それは僕にとってはかけがえのないものなんだ。

http://

彼らが今年の6月に行ったライブ、フルセット。この動画を見ても、「Haunter EP」を聴いていても、USインディーの地殻変化というか、「なにかが」ここから始まる予感でいっぱいだ。昨日リリースされたばかりのこのEPが、すでに世界中の音楽ブログでシェアされまくっていて(これとか。ここのMBV、Mazzy Starって記述は現在のバンドの音楽性を非常に的確に捉えているなと)、また昨晩OtherWorldly MysticsからこんなアナウンスがTwitter上でなされたり。Cheers!!

カテゴリー: alternative, independent, indie pop, lo-fi, Otherworldly Mystics, shoegaze パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中