KNOWHERE by THEMAYS

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2年くらい前から現在に至るまで、少なくとも僕にとってはUSインディーの最重要レーベルのひとつであり続けているChris Roberts(Orca Life)が主宰するOtherworldly Mysticsから2月にリリースされたTHEMAYS(SoundcloudFacebook)の1曲収録のアルバムKNOWHEREがとても刺激的で、リリース直後にカセットを手に入れてずっと聴いている。

THEMAYSはサンフランシスコの5人組で、彼らのFBページで影響を受けたものとしてケージ、フライロー、イーノ、サミヤム、テリー・ライリーを挙げていることからもわかるように、アンビエント/ドローンと現代的なビート感を接近させていこうという志操を持ったユニークなバンド(そのことは彼らの過去の作品に明らかである)なのだが、今作においてはビートを排除し、ピート・ナムルックのFAX+49-69/450464からリリースされている作品を彷彿とさせるような、極黒に染められたダーク・アンビエント/ドローンを披露している。この楽曲の11分過ぎ。靄がかかったような音像に、まるで一筋の光明が差し込むかのようにライトなシンセの和音が突如として鳴り響くのだけれども、それらが禍々しいまでにダークなサウンドのなかへと霧散していくさまは、この楽曲と対峙するリスナーが(予定調和的な)カタルシスを覚えることを拒絶しているようで、非常にスリリングだなと。

THEMAYSはこの作品の翌月にもカリフォルニアのGigane SoundsからEPをリリースしている。

こちらはKNOWHEREのペシミスティックなトーンのドローン色は減退し、テープ・コラージュをベースにした展開の激しい作品になっていて、KNOWHEREが気にいった方は是非。ShortcirclesやKemekのリミックスも含めて必聴である。

これは2012年のライブ動画。このパフォーマンスを観ていても、THEMAYSというバンドに対する興味がますます沸いて来る。

 

カテゴリー: ambient, drone, electronic, experimental パーマリンク

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