No Wave Detroit

音楽ファンにとってのミシガン州デトロイトというと、

自動車産業やロボコップの舞台・・・としてよりも。

モータウン。MC5、ストゥージズのような60年代のロックンロール。

その影響下にあったKiss、Ted Nugent、Alice Cooperなどのハード・ロック、

または80年代の後半にデリック・メイ、ホワン・アトキンス、ケビン・サンダーソンら黒人たちが組みあげた

シーケンス=デトロイト・テクノや、90年代のガレージ・パンク・・・など。

ポップ・ミュージックの歴史においてエポック・メイキングな音楽を輩出してきた土地、という認識のほうが先に

来るのではないかと思う。

そして、いま彼の地のインディー・ミュージック・シーンにおいて、

今後大きなムーブメントへと発展していきそうなイベントが定期的に行われている。

その名もNo Wave Detroit。

このイベントが現行のデトロイトにおいてNo Waveやポスト・パンク/ニューウェーブへと傾倒したバンドたちの

放熱の場として機能している・・・・というのは。そこに参加しているバンドたちの音源を聴いて

僕が勝手に膨らませた妄想でしかないのだけれども。

当エントリーではそのNo Wave Detroitに参加しているバンドを中心に、

デトロイトのインディーなアーティストたちの音源にスポットライトを当ててみたい。

 

おそらく、No Wave Detroitというイベントを牽引しているのがこのElectric Corpse(FacebookTwitter)だ。

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彼らが昨年リリースしたこのEPの、ポスト・パンク/ニュー・ウェーブ/ガレージ・パンクを

丁寧にミックスしたかのような楽曲群は衝撃的であったし地元では大いに注目を集めたようで、

10月にはツアーでデトロイトにやってくるMisfitsのオープニング・アクトを務めることも決定している。

これは彼らのリリース予定のアルバムからの楽曲。EPよりも圧倒的に増した楽曲のスケール感に脱帽だ。

 

Warhorses(Facebook)は、ポスト・パンクやニューウェーブ、ガレージと同様に、

90年代のオルタナに強く影響を受けたバンド。

Gang of Fourを想起させるビートの強度の高さが印象的なTrk-1は必聴。

 

The Pool(Facebook)はエレクトロニック、ポスト・ロック的なサウンドを展開しているバンドなのだで、

彼らが今年の7月にリリースしたアルバムSpoilsportは歌モノ指向のエレクトロニック・サウンドの傑作。

この人たちは今後アメリカ国外でのライブも予定しているようで、アルバムのクオリティーに似合う認知を

得ていくのではないかと思う。

 

このFUR(Facebook)というバンドは既に解散してしまったようだけれども、ガレージ・パンクをベースにした

ポスト・パンク/ニュー・ウェーブ的サウンド・アプローチ・・・というのが現行のデトロイト・サウンドの王道を

行っている感がある。楽曲のクオリティーの高さには驚くべきものがある。

そしてこのFURのメンバーが結成したニューバンドがOjala(Facebook)だ。

この楽曲だけではまだバンドの方向性が明確には見えてこないが、

リリース予定というアルバムを期待して待つことにしよう。

 

The Papersquad(Facebook)からは他のデトロイト勢のようなポスト・パンク的なニュアンスは伝わってこない。

大陸的な、後期Replacementsやシュガーの影響を感じるような、アメリカン・ロックンロール。

 

manic moves(Facebook)は男女二人組のエレクトロニックなインディー・ポップ・ユニット。

Bandcampにあげられているのが1曲だけ、というのがなんとも残念なくらいに、

普遍性のあるポップさを展開していて、他のマテリアルを聴いてみたいところだ。

 

800beloved(Facebook)はこのEverything Purpleというアルバムのリリース後に活動停止状態に

陥っていたようだが、先日活動を再開しライブを行った模様。

インディーポップ、シューゲイズ、ドリーム・ポップ、ポスト・ロック・・・といった単語に反応する方なら

チェックしておいて絶対に損のない音世界が1曲目から全力で展開される、

インディー・ポップの天国のような一枚。

 

・・・と、直接的にNo Wave Detroitに参加していないアーティストも含めて駆け足に紹介してきたが。

まだまだほかにもRevoirFlint EastwoodThe Cold WaveWater LiarsGeorge Morris

Ill ItchesThe Rest Of Our Lives・・・などなど、非常に個性的なアーティストたちが

デトロイトには多数存在しているので、現行のデトロイトの音楽シーンには今後も注目していきつつ、

折を見て当ブログにて取り上げていきたい。

 

 

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