Literature Interview

(Literatureについてはこちらのエントリーもご参照ください)

Literatureの快進撃が止まらない。

昨年末にBandcampにてひっそりとリリースされた大傑作Arab Springは、さしたるプロモーションもないまま、ゆっくりと、しかし確実に。

パワーポップやインディーポップのリスナーたちのハートを掴んで行く。

まるでそれはインターネット以前の世界で、口コミによってローカルなバンドにリスナーたちが注目していく・・・そんな光景を見ているようで。とても痛快だった。

そして9月、日本のWaterslide Recordsより、ボーナストラックとしてCincinnattiの7インチに収録の2曲と未発表曲1曲を収録し、さらにリマスタリングを施されたArab SpringのCDが全世界初(!!)でリリースされる。これは快挙と言っていいだろう。このCDのリリースによって、Literatureは日本の新たなリスナーを獲得していったのは間違いない。なお、このCDは米本国でも逆輸入という形で販売されており、彼らのアメリカにおける所属レーベルであるSquare Of Opposittionのオンライン・ストアでは新宿タワーレコードの視聴機に入って大々的に展開されている写真がCRAZY!というコメントともに載せられている(こちら

このCDリリースを皮切りに、まずはArt Is Hard Recordsのコンピレーション盤The Biweekly 5″ Pizza Clubに新曲Tie-Dyeが、/please/やBest Friends、Hehfuといった錚々たる面々と並んで収録され、そしてそのTie-Dyeに、彼らのファースト・リリースであるHello Berlin収録のApplesの再録を加えた2曲入りのシングルがBandcampにてリリースになった。

彼らの、Arab Spring以降の方向性を示したグッド・シングル!

そして、そろそろ日本公演も?なんて密かに噂される中、当ブログは彼らにインタビューを申し込み、NathanielとKevinの二人に答えてもらった。

(なお、インタビューを申し込んだ際にこのことを日本のみんなに伝えてくれ、と彼らからのリクエストがあったのでここに明記しておきます。彼らは本当に来日公演を望んでいます!

 

・最初に、これがあなたたちの日本のメディア/ブログにおける最初のインタビューになります。自己紹介をお願いします。
Nathaniel「俺はNathaniel Cardaciだ、リード・ヴォーカリストでリズム・ギターを担当している。俺とKevinは一緒に曲を作っている」
Kevin「俺はKevin Attics。俺はリード・ギターで、音速のバックドロップをレコードに注ぎ込んでいるよ。Nathanielと俺が曲を作っている」
・Literatureを始める前のあなたたちのキャリアや音楽的な影響について教えてください。
Kevin「俺はハイスクールにいるときにPitchfork MediaやDusted Magazineのようなメディアで文章を書くようになったんだ。そのことが俺を、うんざりするくらいにたくさんのバンドでの雇われギタリストへと導いたんだよな。The Octopus Projectだろ、Single Frame Ashtrayだろ、Ariel Pinkのバッキングもやったな。それから俺は自分のバンド、Mothfight(エクスペリメンタルなポップ・バンドだった)を結成したんだ。Mothfightの結末から生じたストレスに足首か膝まで浸かってたころに、俺はNathanielと友達になった。俺たちの開放的な毎週のジャム・セッションのあいだに、俺の中にふたたび一緒に誰かとプレイすることの喜びや友情といった気持ちが甦って来たのさ。Dukes of Stratosphearやthe dBs, Soft Boysといった、彼と俺とを結びつけたアーティストたちはLiteratureの青写真を俺たちに与えてくれて、そしてあるときに俺たち自身の楽曲制作に集中することを決断したんだ」
Nathaniel「俺は以前はたくさんのバンドに在籍していた・・・注目されたものなんかなにもなかったけどな。Caveman Pony、Junior League Les petite Championettesとか。それから俺はかの有名なDAVID ISREALのベーシストも短期間やっていたんだぜ!俺のメジャーな影響の元としてはThe Clean、Robyn Hitchcock、The Housemartins、それからFlying Nunからリリースされていたkiwi popのレコードを挙げたいね。それから、俺たちがアメリカで所属しているSquare Of Oppossitionが以前にシンガーソングライタータイプの曲を集めたオムニバスのカセットをリリースしたんだけど、その最初のテープのA面がThe Complete Strategistという素晴らしいポップ・アーティストによるものでね。あれは俺の音楽制作に多大な影響を与えているよ。音楽によって、リスナーのマインドのなかで感情と思考とを結び付けさせるっていうね」
・あなたたちのファースト・リリース、Hello Berlinは非常にラフでRAWなものですね。これはスタジオ・リハーサルが基になっているのですか?また、あの作品を再発する予定などはないのですか?多くのリスナーがあのカセットを探していると思いますけど。
Nathaniel「The Hello Berlinのテープはオースチンでプレイしたラジオ・ショーと、ノース・カロライナで出演したインターネット・ラジオ・ショーの音源にヴォーカル・パートをあとからオーバーダブしたものと、ベッドルームで録音したものを寄せ集めたものと、 俺たちの練習スペースで録音した2曲をミックスしたものだ。いまはあれを再発する予定はないし、125本しか作らなかったから見つけるのは不可能に近いと思うよ。あれを探してる奴らには申し訳ないけれども、もし再発を望むなら俺たちのレーベルSquare Of Opositionまでメール(Square_Of_opposition@hotmail.com)してくれ。そういうメールをたくさん受け取ったなら彼らも考えるんじゃないかな」
・Cinncinattiは素晴らしかったですね。It’s CruelのMVであなたたちはSomeone Still Loves You Boris YeltsinのLet It Swayへのリスペクトを示そうとしたのでしょうか?
Nathaniel「俺はお前に言われるまで(SSLYBYの)MVを観たこともなかったんだ!でも、奴らも俺たちと同じように映画POINT BREAK(訳注・邦題『ハートブルー』)を好きみたいだな」
・そしてあなたたちは昨年の12月にArab Springをリリースしますね。あのアルバムは2011年のベストアルバムだと僕は思います。これまであなたたちがリリースしてきた音源に比べて、非常にバラエティに富んでいて。あのアルバムについて教えてください」
Kevin「アルバムの多くが、Nathanielと俺とでバンドのサウンドを実験していったものの結果だ。あのレコードにはLiteratureがその幼年期/思春期から、ほとんど成人したといえるまでの成長がとらえられている。Nathanielと(ベーシストの)Sethを除いて、俺たちの誰もが一緒にライブをやったこともなかったし、かなり早い段階ですべてのプロセスを民主的に進めていこうということを俺たちは決めていた。そのことによってメンバー全員がバンドのリーダーシップを担うことになった。はじめのうちは多くの議論を招くことになったけどね。けれども、そのことの恩恵は、あるエゴイストによる野放し状態の自己投影に溢れたアルバムを君たちが聴かなくても済むということだね。君たちが手にしているのは20代半ばの4人の仲間たちの、嘘偽りのないポートレイトだ。俺たちにとっては、これは俺たちの友情が育まれ、険悪な時期を迎えたりもしつつ、俺たちひとりひとりが何者なのかをバンド内に見つけていった、そんな友情のドキュメントなんだ」
・Twitter上でThe Pains of Being Pure at HeartのKip BermanがArab Springを「BuzzcocksとExploding Heartsの融合」と絶賛していましたね。どんなお気持ちでしたか?
Nathaniel「Kipに誇大に宣伝されるのは最高だったぜ!俺たちは全員T.P.O.B P.A.Hの大ファンだからな。(BuzzcocksとExploding Heartsとの)比較もグレートだと思った。公にこのことを言う機会がいつか来るとは俺たちは思わないけど、でも、Kip、ありがとう!!!」
・日本ではArab SpringはCDでリリースされています。僕らはありがたいことにタワー・レコードのようなメジャーなCDショップであのアルバムを買うことが出来ます。どういった経緯で実現したものなのでしょうか?
Nathaniel「WaterslideがCDを出したいんだって俺たちにコンタクトをとってきて、俺たちは興奮してYes!っていったんだ」
Kevin「俺たちは将来的に日本に行きたいんだよ、本当に。もしこの件に関して俺たちのことをヘルプしてくれるなら、literatureohyeah@gmail.comまでメールしてくれよな」
・Arab Springは幅広いリスナー層を獲得しているように思います。そこで質問ですが、あなたたち自身は自分たちのことをインディー・ポップ・バンドだと思っていますか?パンク/パワーポップ・バンドだと思っていますか?
Nathaniel「それが途中からわからなくなっちまったんだよな」
Kevin「俺たちはいつでも新しいフォームやわずかな相違について実験しているからね」
・Tie-Dyeはパワーポップの傑作ですね!この楽曲はArt Is Hard Recordsの The Biweekly 5″ Pizza Clubにも収録されていますね。この曲について、またArt Is Hard Recordsとの関係について教えてください」
 Nathaniel「俺たちはArt Is Hard Recordsの連中とPizza clubで一緒に手を組んだ。彼らとはそれだけさ。この曲の歌詞は俺がブレット・イーストン・エリスをよく読んでいたときに思いついた、とある事だ」
Kevin「俺が悪夢のようなコンクリート仕立ての家に住んでいたときに、要点となるコード進行やリフをこの裏面の曲(Apples)で書いた。Nathanielがこの曲に参加する前は、まるで骨格がその肉体から這い出そうとしているかのようなサウンドだった」
・それから、テキサスやテキサスのミュージック・シーンについて教えてください。多くの日本のパンク/パワーポップ・ファンたちがテキサスをパンクロックのメッカだと考えています。僕たちは間違っていますか?
Kevin「テキサス州中部は地元のパンクロックに作曲技法、タイムレスな性質とほんのちょっとの宇宙の神秘といったもののユニークなブレンドを吹き込んでいるように思う」
Nathaniel「うーん・・・(テキサスは)確かに俺たちにとってもアメリカのパンクロックのメッカのひとつだな」
・バンドの将来のプランを教えてください。多くの日本のLiteratureのファンがあなたがたの来日を望んでいますよ!
Nathaniel「俺たちは本当に日本に行きたいんだ、だからもしブッキング・エージェントの奴がこれを読んでたら、俺たちを誘ってくれ!」
・最後に、日本のリスナーたちにメッセージをお願いします!
Nathaniel「誰も君のことを君のいるべき人生に引き上げてくれたりなんかしない(No one’s going to drag you up to get into the life where you belong)でも、俺たちの音楽を聴いてくれてありがとう」
Kevin「人生は理解がないとつらくて厳しいものさ(Life is demanding without understanding) はやく君たちに会いたいな」
(※訳注 ”No one’s going to drag you up to get into the life where you belong”も”Life is demanding without understanding”もAce of BaseのThe Signの歌詞の一説だと思われます・・・)
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