TrailBlazer by slowriter

誇り高き王の帰還。

アトランタのBryan Tylerによるプロジェクト、slowriter。

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Bryan Tylerはマスコア/ハードコア・バンド、The Chariotの2009年の大名盤「Wars And Rumors Of Wars」に

参加したギタリスト・・・というのが一般的な認識なのかなと思う。

(余談だが、BryanはThe Chariot加入以前にReinというバンドで「evolve.sleep.」というシングルをリリースしていて、

そちらも壮絶なHCサウンドで恐ろしくクオリティが高いので一聴の価値あり)

slowriterは、彼が「ポストHC」としての歌モノを追求する場としてスタートされたプロジェクトだ。

slowriterを未聴の方は、2011年リリースのこの「slowriter EP」にまず耳を傾けて頂きたい。

実りの多かった昨年のアトランタのインディーシーンから産み落とされた傑作のひとつである。

このEPでは彼がThe Chariot脱退後に志向したであろう、ダウン・トゥ・アースなフォーク+DTMのひとつの完成形が提示されている。

ストイックなまでに音数を削ぎ落としたうえで構築されたサウンドタペストリーと、Bryanの誠実で切実な歌声がどこまでも美しく、まっすぐに心に響く。

今年の春くらいだったか、彼らの地元アトランタのWrekというラジオステーションにて放送された、

彼らのスタジオライブをストリーミングでリアルタイムで視聴した際に、すでに新曲が3曲プレイされていて。

・・・そのインパクトは鮮烈だった!その楽曲たちへの印象から、勝手に新作はエレクトロニックな方向性へと向かうのかと思っていた。

そして、とうとうリリースされたニューアルバム・・・!

まあ、その自分の予想は当たらずといえども遠からず、といった感じか。ただ。

それよりも、研ぎ澄まされたフォーク・ソングとしての質の高さと、

前面に押し出されたサイケ感(1st、ならびに未発表曲集でもそれらは楽曲に見え隠れしていたが、

どこか散漫な印象が強かった)が強烈すぎて!

これは本当に。待ちに待った甲斐のある、素晴らしい作品だ。

今作のなかでも、ニール・ヤングのAfter The Gold Rushを下敷きにしたTrk-6のSilver Spaceshipsは、特筆すべきものがある。

ニール・ヤングが、華やかだった60年代のメタファーとして19世紀アメリカのゴールドラッシュを持ち出すことで、

「それ以降」を生きる人間の喪失感・寂獏感・絶望感・・・そして。

それらすべてを抱えながらも前に進むのだという、か細いながらも凛とした意志を表現したあの名作のタイトルナンバーを。

あれから42年が経過した、この2012年に。

slowriterは見事に、鮮やかに蘇らせてしまった!この高揚感はなんなのだ!

・・・最高だ。最高すぎる!

この人には、まさしく「孤高」という言葉がよく似合うなあ、と思う。

実際、slowriterはフォーク系のアーティストからComa Cinemaのようなバンドに至るまで、

非常に幅広いアーティストたちと一緒にライブをやっているようだが、それらのアーティストたちと交流しつつもどの既存のシーンにも帰属しないというような

スタンスを標榜している感があり。

このpostでもそのことには触れたのだけれども、現在slowriterはライブの際にドラマーにex-An Isle Ate Her、現HYDRABADDのCatt Moopを迎えている。

Cattのドラムスタイルを考えるとそれは意外な人選だったのだけれど、僕は本当にそのライブパフォーマンスを目撃したいと願う。

そういえばAn Isle Ate Herのラストツアーは、slowriter、City Of Ifaと行われたんだっけ・・・と、たかだか半年前のことなのに遠い目をしてしまう自分を必死でおさえつけながら。
それから、Bryanは古巣The Chariotの新作One Wingに1曲ゲストVoとして参加していて。

Rein時代に戻ったかのようなVoスタイルを披露している。

これがむちゃくちゃカッコ良くて!

あと、ここのインタビュー記事は非常に興味深かったので、興味のある方は是非。

最後になるけれども。

彼は今作のCD、slowriter EPのヴァイナルを切るべく、Kickstarterで資金を募る・・・といったコメントをfacebook上でしていたので。

その際は興味のある方はDonateしてあげてください。僕は、間違いなく、そうする。

カテゴリー: electronic, folk, psychedelic パーマリンク

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